自己啓発の究極の目標は「断る力」を身に付けること、著者から力強いメッセージが伝わってきました。
唯一、誰にでも平等に与えられた24時間。長いようで短い一生の中で、本当に自分の強みを活かし、活かされ、自己実現しつつ社会へ貢献していくためにどうすればいいのか?
私も30代後半で遅ればせながら自己啓発に目覚め、「ノーと言える自分」をテーマに実践を続けていますが、本当に本当に難しいのです。断っては後悔、断っては落ち込むの繰り返しで。結局、相手の反応にひるんで断れない自分に逆戻り…ということも多かったです。
でも、もう安心ですね。
Say Noでブルーになったら、そっとこの本を読み返せばいい。ハンディな新書ですから、自分が自信を持って断れるようになるまで、お守りとして持ち歩いても良いでしょう。Say Noブルーの後に光が見えるまで、訓練し続ける自分になれると確信します。
断ることで得られるメリットは計り知れず、自分自身少しずつではありますが成果を実感しているところです。しかし、断ることで生じるデメリットはわかりやすい形で、短時間の間に降りかかってきます。
だからこそ、著者は断るテクニックではなく、断ることで私たちのまわりに生じる変化を掘り下げて分析し、断るロジックを私たちに教えてくれているのだと感じました。
以下、読んでいてピン!ときた章を目次から抜粋してご紹介し、間に私の読書感想文をメモします。
・「断る力」がないと「2ちゃんねる」で不満をぶちまけてしまう
2ちゃんねるに書き込まないまでも、噂話を流布してしまうこと、私たちもしがちです。愚痴らずに問題解決、も著者から学んだ金言です。
・うつになる人は他人の評価に身を委ねてしまう人である
筑波大学松崎教授のマトリックスが紹介されていて、非常に興味深く読みました。もっともうつ病になりやすいタイプに20代の頃の自分がビンゴで、その後の病状が見透かされているような(汗)
・「嫉妬」は必ず生じるものだと割り切る
才能を否定するという形の嫉妬。他人の成功が自分の存在を脅かすような気持になること。黒木瞳さんのエピソード。勉強になります。
・私たちは自分の扱い方を人に教えている
これはもう、何とタイムリーな。実は金曜の夜、残業中にたまたま上司の席の後ろのガラスに映る自分の姿を見て愕然としました。なんと媚びた姿なのだろう…。早速、鏡を見ながら改善のトレーニングをします。
・自分の評価をするためのより具体的な方法を知る
著者から教わったストレングス・ファインダーの結果はたいへん参考になり、自分の羅針盤になっています。その他の客観テストや評価を得る方法についても具体的に記されていて参考になります。
・「不得意」なものは放っておく割り切りと強さが必要
ここは、くれぐれも用心しなくてはなりません。アドバイスする方は良かれと思って指摘してくれるのでしょうが。不得意分野=見返りが少なく、近寄ってはいけない危険分野。肝に銘じます。
・30代前半までに「軸」を持つのが理想
残念ながらこれはできませんでした(過去形)。しかし、暗黒の35歳までがあったからこそ、36歳からの自分は変わったのだ!という信念の下、継続して学んでいこうと思いました。
気をつけなくてはならないのは、もう私は年齢的に自分探しの時期ではないということ。これまで明文化されていなくとも探し求めてきたことを整理して、名実ともに組織内外で主軸として活躍するように、意識してやっていきます。
・自分が自分の「コーチ」として実は最適な人材である
この部分を読むだけでも、新書1冊以上の価値があるとしみじみ感動しました(それもchabo!の寄付活動への参加つき)。アダルトチルドレンが生きやすくなるために「自分が自分の親になる」という方法があるのですが、まさに自己肯定感を得るための最適解だと感じます。
自分が優秀なコーチになれば、一生涯安心ですね。精進あるのみです。
・「空気」を読んだ上で無視できる力をつける
非常に高度で有効なテクニックです。そして、絶対に身に付けたいと強く感じました。
・「影響の輪」を常に意識しよう
36歳のとき「7つの習慣」を読んで最も印象に残ったのが「関心の輪と影響の輪」の概念で、事あるごとに読み返していました。著者も「7つの習慣」の中で一番衝撃を受けたフレームワークだそうで、たいへんうれしく思いました。
228ページに図がありますが、脳内ダーツバーを作って!?この二重丸を叩き込んでおく必要がありますね。
・「交渉力」はクセである
相手に対して何かの交渉を行うときは、相手の利害も考える→インセンティブの調整→Win-Winの関係構築。お寿司屋さんとマクドナルドの例がとてもわかりやすかったです。
・「思考のクセ」を変えるには、手法を知り、行動を繰り返すしかない
戦略性を持って行動するための断る力を習得するためには、まずはマネから。「断る力」をキーワードに業績を残した人の自伝やドキュメンタリーから学ぶ方法が示されています。
・相手を相対化する
相手と自分の関係を、まるで第三者が上から見ているような形で眺める。うまくいかない相手との関係を考えるとき、非常に有効なテクニックだと感じました。
以上、最後まで私の感想にお付き合いいただきありがとうございました。
訓練あるのみ。
「断る力」をブラッシュアップして、もっともっと幸せに。そして、社会へ貢献できる自分になりたい、と強く感じました。
勝間さん、素晴らしい本をありがとうございました。そして、贅沢なお願いとは承知の上ですが、ぜひぜひご自身の朗読でFeBeを、よろしくお願い申し上げます。
空で言えるくらい、脳に刷り込みたいなぁと熱望です。
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